「軽度外傷性脳損傷(MTBI)」
MTBIとは、脳で情報伝達を担う神経線維(軸索)が、交通事故、転倒、スポーツなどで頭部に衝撃を受けて損傷し発症する病気である。
日本では「外傷性頚部症候群(鞭打ち症)」と診断された中にMTBIが多く見られるが、MTBIと気付かれることがない。
ところが、MTBIでは軸索と共に近くを走る血管が損傷されて出血が起こらないと、通常のMRIでは脳病変が画像に出ない。出血巣も時間が経つと吸収される。だから、MTBIの軸索損傷が必ず画像に出ると考えるのは誤りである。
2010年9月12日日曜日
2010年9月9日木曜日
咳喘息
咳喘息;
風邪の後、2~3週間(ひどいときは2ヶ月~年単位に及ぶことも)咳が続くもの。 喘息との違いは、咳喘息にはぜいぜい感、呼吸困難はないこと。 つまり主症状は「咳」のみ。痰を伴わない事が多い。のどのイガイガ感を伴う事もある。痰は出ても少量。熱は出ない事が多い。
治療;
喘息に準じて行う。咳喘息の人は約30%が喘息に移行するとも言われているので、移行を阻止するためにも早い段階で喘息の薬、例えばステロイドの吸入や内服や気管支拡張剤により気道の炎症を抑えることが大切。普通の咳止めは効かない。(吸入ステロイドを使用した場合は、口内炎を予防するため十分にうがいすること) 咳は明け方に多いので、マスクを軽くして寝るのも有効。
原因; クーラーのつけっぱなし(冷気)、家のほこり、ペット感染、ダニ、花粉、塵の吸入等による。 たばこ、クーラーの使いすぎ、過呼吸(電話などで夢中になってしゃべり、知らない内に沢山空気を吸い込むこと)は快復に悪い影響。アレルギーの原因を特定することが困難な事が多い。こまめな掃除等で考えられる原因を除外していく。咳喘息はアレルギーのある人や女性に多い傾向がある。
長引く咳
頑固な咳が何日も続く場合、次のような病気のこともあるから、注意が必要。採血、痰の検査、X線、CT等で原因を究明して貰う必要がある。咳症状が2週間以上続く患者の1/4は百日咳感染が疑われるので、百日咳抗体価検査などを行って鑑別する。
気管支肺炎、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患、副鼻腔炎、肺結核、肺ガン、慢性心不全、アトピー性咳、百日咳、風邪症候群後咳、逆流性食道炎による慢性咳、アンジオテンシン変換酵素阻害による咳。
風邪の後、2~3週間(ひどいときは2ヶ月~年単位に及ぶことも)咳が続くもの。 喘息との違いは、咳喘息にはぜいぜい感、呼吸困難はないこと。 つまり主症状は「咳」のみ。痰を伴わない事が多い。のどのイガイガ感を伴う事もある。痰は出ても少量。熱は出ない事が多い。
治療;
喘息に準じて行う。咳喘息の人は約30%が喘息に移行するとも言われているので、移行を阻止するためにも早い段階で喘息の薬、例えばステロイドの吸入や内服や気管支拡張剤により気道の炎症を抑えることが大切。普通の咳止めは効かない。(吸入ステロイドを使用した場合は、口内炎を予防するため十分にうがいすること) 咳は明け方に多いので、マスクを軽くして寝るのも有効。
原因; クーラーのつけっぱなし(冷気)、家のほこり、ペット感染、ダニ、花粉、塵の吸入等による。 たばこ、クーラーの使いすぎ、過呼吸(電話などで夢中になってしゃべり、知らない内に沢山空気を吸い込むこと)は快復に悪い影響。アレルギーの原因を特定することが困難な事が多い。こまめな掃除等で考えられる原因を除外していく。咳喘息はアレルギーのある人や女性に多い傾向がある。
長引く咳
頑固な咳が何日も続く場合、次のような病気のこともあるから、注意が必要。採血、痰の検査、X線、CT等で原因を究明して貰う必要がある。咳症状が2週間以上続く患者の1/4は百日咳感染が疑われるので、百日咳抗体価検査などを行って鑑別する。
気管支肺炎、間質性肺炎、慢性閉塞性肺疾患、副鼻腔炎、肺結核、肺ガン、慢性心不全、アトピー性咳、百日咳、風邪症候群後咳、逆流性食道炎による慢性咳、アンジオテンシン変換酵素阻害による咳。
2010年8月29日日曜日
皮膚筋炎:ヘリオトロープ疹, ゴットロン徴候
皮膚筋炎の名の通り、皮膚と筋に典型的な症状が見られる。最近では、筋症状がほとんど見られないにもかかわらず特徴的な皮膚症状がある、筋症状を伴わない皮膚筋炎という疾患概念も加えられている。
筋力低下、脱力が特徴で首、肩、上腕、大腿の筋肉が特に侵されやすく、そのため高い所の物をとるのが困難となったり、しゃがんだり、立ち上がったりするのがきつくなります。咽頭筋が侵され、嚥下障害がくることもあります。外眼筋は侵されないので物が二重に見えたりすることは普通ありません。筋肉痛は約半数に認められますが、あっても鈍い痛みのことが多いようです。この病気では、皮膚の感覚異常はないのが普通です。
ヘリオトロープ疹('heliotrope eyelids' or 'heliotrope rash')とゴットロン徴候(Gottron's papule)と呼ばれる典型的な紅斑が見られる。ヘリオトロープ疹は上眼瞼(まぶた)に見られる紅斑を、Gottron徴候は手指関節背側面(手の甲)の角質増殖や皮膚萎縮を伴う紫紅色紅斑を指す。ヘリオトロープとは、紫色をした西洋のハーブの名で、色が似ていることからとった。
一方、手指先端指腹の裂溝を伴う角質化はmechanic's hand(逆Gottron徴候)と呼ばれる。この兆候は間質性肺炎合併と相関する。
また、手足の伸側には、多形皮膚萎縮症poikilodermaといって、色素沈着、脱失、萎縮が混在した局面を呈することがある。 爪郭の血管拡張・点状出血(爪上皮出血点)もみられることがある。
筋力低下、脱力が特徴で首、肩、上腕、大腿の筋肉が特に侵されやすく、そのため高い所の物をとるのが困難となったり、しゃがんだり、立ち上がったりするのがきつくなります。咽頭筋が侵され、嚥下障害がくることもあります。外眼筋は侵されないので物が二重に見えたりすることは普通ありません。筋肉痛は約半数に認められますが、あっても鈍い痛みのことが多いようです。この病気では、皮膚の感覚異常はないのが普通です。
ヘリオトロープ疹('heliotrope eyelids' or 'heliotrope rash')とゴットロン徴候(Gottron's papule)と呼ばれる典型的な紅斑が見られる。ヘリオトロープ疹は上眼瞼(まぶた)に見られる紅斑を、Gottron徴候は手指関節背側面(手の甲)の角質増殖や皮膚萎縮を伴う紫紅色紅斑を指す。ヘリオトロープとは、紫色をした西洋のハーブの名で、色が似ていることからとった。
一方、手指先端指腹の裂溝を伴う角質化はmechanic's hand(逆Gottron徴候)と呼ばれる。この兆候は間質性肺炎合併と相関する。
また、手足の伸側には、多形皮膚萎縮症poikilodermaといって、色素沈着、脱失、萎縮が混在した局面を呈することがある。 爪郭の血管拡張・点状出血(爪上皮出血点)もみられることがある。
皮膚筋炎;爪上皮出血点;22-8-29
皮膚筋炎は小児にも見られる疾患である。膝、肘や体幹の掻痒性紅斑が湿疹、特にアトピー性皮膚炎と誤診されることがあり、また、サルコイドーシスも肘や膝に瘢痕浸潤が見られることがあるので、鑑別疾患となる。しかし、指関節背面、肘、膝の紅斑をゴットロン徴候ととらえ、筋肉痛や膝関節痛の存在、CKやALDといった筋原性酵素の上昇などを考慮に入れると、小児皮膚筋炎を最も疑うことができる。
小児皮膚筋炎は成人の皮膚筋炎とは異なり、悪性腫瘍や間質性肺炎の合併が少なく、一般に予後良好でステロイドの反応性がよい。しかしステロイド抵抗性の場合には、ステロイドパルス療法、免疫抑制薬、免疫グロブリン大量静注療法が施行される。
小児皮膚筋炎の診断には、皮膚症状を的確に把握することが最も重要である。皮膚症状の中では、前述のゴットロン徴候や、手指関節屈側の紅斑である逆ゴットロン徴候、両上眼瞼のヘリオトロープ疹が重要である。爪上皮出血点も比較的高率に出る症状であり、見落とさないようにしたい。
爪上皮出血点は、爪上皮内の点状ないし線状の黒色の出血点として肉眼的に認められる(写真4)。また爪上皮出血点はそのす写真4別症例の爪上皮出血点ぐ中枢側の後爪郭に、ループ状血管拡張をしばしば伴う。この血管拡張も爪上皮出血点と同等の臨床的意義を有する。
爪上皮出血点は全身性強皮症で約70%に検出されるが、皮膚筋炎でも約50%で陽性となるため診断上重要な皮膚所見である。
発症年齢のピークは5~15歳と40~50歳の二極性を示している。男性の場合は難治で、かつ悪性腫瘍合併例の可能性が高い。
小児皮膚筋炎は成人の皮膚筋炎とは異なり、悪性腫瘍や間質性肺炎の合併が少なく、一般に予後良好でステロイドの反応性がよい。しかしステロイド抵抗性の場合には、ステロイドパルス療法、免疫抑制薬、免疫グロブリン大量静注療法が施行される。
小児皮膚筋炎の診断には、皮膚症状を的確に把握することが最も重要である。皮膚症状の中では、前述のゴットロン徴候や、手指関節屈側の紅斑である逆ゴットロン徴候、両上眼瞼のヘリオトロープ疹が重要である。爪上皮出血点も比較的高率に出る症状であり、見落とさないようにしたい。
爪上皮出血点は、爪上皮内の点状ないし線状の黒色の出血点として肉眼的に認められる(写真4)。また爪上皮出血点はそのす写真4別症例の爪上皮出血点ぐ中枢側の後爪郭に、ループ状血管拡張をしばしば伴う。この血管拡張も爪上皮出血点と同等の臨床的意義を有する。
爪上皮出血点は全身性強皮症で約70%に検出されるが、皮膚筋炎でも約50%で陽性となるため診断上重要な皮膚所見である。
発症年齢のピークは5~15歳と40~50歳の二極性を示している。男性の場合は難治で、かつ悪性腫瘍合併例の可能性が高い。
2010年8月8日日曜日
汗かきの治療
多汗と塩アル液
多汗症に効果のある外用薬として塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液があります。
成分・分量: 塩化アルミニウム 20g
塩化ベンザルコニウム 0.02g
精製水 適量 本品100gあたり
皮膚の殺菌消毒に用いる医薬品ですが、収斂作用と殺菌作用を持ち、多汗にも効果があります。
似たような製品に、日報薬品のオドレミン(塩化アルミニウム・グリセリン・水)。こちらも制汗では有名な製品ですね。
漢方;
水太りは、防已黄耆湯
筋肉に締りがないタイプ・・・・桂枝加黄耆湯
虚弱体質で胃腸なども弱いタイプ・・・・黄耆建中湯
胃腸が虚弱で、精神的不安や不眠、
動悸などの神経症などがあるタイプ・・・・桂枝加竜骨牡蠣湯
多汗症に効果のある外用薬として塩化アルミニウム・塩化ベンザルコニウム液があります。
成分・分量: 塩化アルミニウム 20g
塩化ベンザルコニウム 0.02g
精製水 適量 本品100gあたり
皮膚の殺菌消毒に用いる医薬品ですが、収斂作用と殺菌作用を持ち、多汗にも効果があります。
似たような製品に、日報薬品のオドレミン(塩化アルミニウム・グリセリン・水)。こちらも制汗では有名な製品ですね。
漢方;
水太りは、防已黄耆湯
筋肉に締りがないタイプ・・・・桂枝加黄耆湯
虚弱体質で胃腸なども弱いタイプ・・・・黄耆建中湯
胃腸が虚弱で、精神的不安や不眠、
動悸などの神経症などがあるタイプ・・・・桂枝加竜骨牡蠣湯
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